女怪
作品年代:昭和23年夏、もしくは昭和25年9月初旬
作品場所:伊豆N温泉としているが、四方山に囲まれてという言葉から天城湯ヶ島辺りではないか?
作品粗筋:『夜歩く』『八つ墓村』を解決した金田一耕助は、記録係といわれる作者(横溝正史)を連れ立って伊豆のN温泉に静養に出かける。ところが、N温泉の近くにある修行場は、金田一が惚れている銀座のバーのマダム、虹子の前の別荘だった。しかも、修行場の先にある墓地で奇妙な墓荒らしが起きていた。
依頼主:持田虹子
成功報酬:不明・おそらく一銭も貰っていない(貰えないと言う方が正しいか)。
登場人物
- 跡部通泰……狸穴の行者の長。芝居に出てくる由比正雪に似ている。黒眼鏡の上に普通の眼鏡をかけるという奇妙ないでたちでいる。
- 持田恭平……持田電機の社長?。終戦まもなく伊豆の別荘で脳溢血で死亡。その跡地を跡部が買い取り修行場にした。
- 虹子……銀座裏にある『虹子の店』のマダム。奇術師・天勝に似ている。
- 賀川春樹……マダム虹子の新恋人で、元子爵の息子で海軍中佐だった。貿易商を営んでいる。
- おすわ……宿の主婦代理。
- 行者の女……滝で修行をしている女性。あまり物語とは関係ない。
- 株屋の客……物語とは関係ないが、話のきっかけとして登場。
- 金田一耕助……名探偵
- 先生……金田一探偵の記録係を務める小説家。
伊豆N温泉付近
銀座付近
麻布狸穴町