仮面舞踏会
作品年代:昭和34年8月14日から昭和35年8月17日
作品場所:軽井沢。特に中軽井沢から北軽井沢全般。作品内では長野原まで描写されている。
作品粗筋:実業界を引退した飛鳥忠煕は、女優、鳳千代子と恋愛関係にあった。ところが、鳳千代子は過去4回も離婚歴があり、2番目の夫の阿久津氏と最初の夫である笛小路氏は不可解な死をしていた。物語は昭和34年8月14日のある音大の学生と風俗嬢との山頂での自殺から始まる。更に、千代子の3番目の夫が殺害される。事件はこのスターの離婚に関係があるとして、金田一・等々力コンビが動く。
依頼主:飛鳥忠煕
成功報酬:おそらくかなりの額をもらっている。
登場人物:
- 飛鳥忠煕……今回の依頼人で鳳千代子の5番目の夫になるだろうと言われている人物。神門産業総帥だった。今は引退して考古学に再び興味を持ち始めている。
- 鳳千代子……映画界のベテラン女優で離婚歴が4回ある。何故か鳳千代子の元夫が殺されていく。
- 笛小路篤子……鳳千代子の一番目の夫の母。千代子の義母にあたる。威厳と尊厳で生きている。
- 笛小路美沙……16歳の少女。鳳千代子の唯一の子供。笛小路泰弘との間に生まれたが、虚弱体質のため学校には行かれず、自宅学習している。
- 笛小路泰弘……一年前に神門プールで死去した華族出身の映画スター。鳳千代子の一番目の夫。死因は心臓麻痺だが、死去に疑問が持たれている。
- 桜井煕子……飛鳥忠煕の娘。桜井鉄雄を婿にとっているが、子供が出来ないでいる。
- 桜井鉄雄……「極楽とんぼ」と仇名されるほどの活動家。妻・煕子がいるにもかかわらず、仕事や女に没頭しているといわれる。
- 的場英明……考古学の権威。飛鳥忠煕を抱き込んで発掘作業をしようとしている。
- 村上一彦……的場英昭の弟子で、飛鳥忠煕の義父を暗殺から守った村上氏の息子。
- 秋山卓造……飛鳥忠煕を崇拝する秘書兼ボディーガード。
- 槙 恭吾……画家で鳳千代子の3番目の夫。別荘のアトリエで変死していた。第1の事件。
- 津村真二……音楽家で鳳千代子の4番目の夫。貸別荘内で変死。
- 阿久津謙三……舞台監督で鳳千代子の2番目の夫。銀座で神風タクシーにより死亡した。
- 田代信吉……芸大の作曲科中退の学生、1年前に心中未遂で助かるが、今回の事件でいたるところに出没する謎の青年。
- 山下警部……長野県警の警部で等々力警部と旧知の仲。
- 根本ミツ子……槙 恭吾の通いのばあや
- 須藤……旧道にある三河屋の店員
- 藤田欣三……Q大生で、笛小路泰弘の死亡前日にキャンプで会う。
- 松村まさる……Q大生で、笛小路泰弘の死亡前日にキャンプで会う。
- 根津……白樺キャンプの管理人
- 小宮ユキ……肺病を持つストリッパー。田代信吉と心中して1年前に死亡。
- 篠原克巳……新現代音楽協会理事。星野温泉コンサートの主催者。
- 立花茂樹……津村真二の弟子。田代信吉と芸大作曲科で同期。
- 樋口操……津村の別荘を持つ夫人。
- 藤村夏江……阿久津謙三に捨てられた妻。元女優で婦人服飾専門雑誌記者。
- 田代警部補……金田一耕助に敵意を燃やす警部補。
- 近藤刑事……県警のベテラン刑事。
- 古川刑事……県警の若手刑事。
- 等々力警部……警視庁の警部。金田一耕助に招かれて軽井沢に遊びにきた。
- 金田一耕助……名探偵。